2008年08月18日

中国の英雄、劉翔は棄権

19985fe9.jpg中国の英雄、劉翔が一次予選で棄権しました。
中国人はショックを隠せず。。。

わかるなぁ、野口みずきの欠場を知ったときはそんな気持ちだったよ。
レース直前じゃないだけ良いかな。

北京五輪第11日の18日、陸上男子110メートル障害1次予選を棄権したアテネ五輪金メダルの劉翔(中国)について孫海平コーチが会見し、同選手はスタート後に右足かかと付近を痛めたと発表した。同コーチは「五輪後の今季の大会に出る予定はない。復帰は来年になるが、必ず戻ってくる」と語った。 

姿を現しただけで大声援に包まれた自慢の巨大競技場「鳥の巣」が、直後に凍りついた。男子110メートル障害1次予選。地元の期待を一身に背負った劉翔が足のゼッケンを外してレーンを後にした。早朝から英雄を見ようと訪れた人々は何が起きたのか分からず、声を失った。

スタートしてフライングがあった。レースが止められ、みなスタートブロックに戻される。このとき、足を気にして顔をしかめた。

中国の女性記者が涙を流している。いら立ち、大声で怒鳴っている男もいる。あり得ない、あってはいけない棄権だと、だれもが思った。今季は脚部を痛め予定していた大会を欠場するなど順調とは程遠いシーズンを送ってきた。だが、開幕前には「重圧はない。僕を信じてほしい」と金メダルを誓っていた。「アジアの昇り竜」は、最初の段階で飛翔できなかった。

アテネ五輪に続く連覇を成し遂げることが、この五輪の成功を裏付けるとみられていた。中国にとって、計り知れない痛手になった。(北京時事)

(2008/08/18-13:30)

get_bunf at 18:46│ 北京五輪